レ・ミゼラブル

今日は初めての日生劇場バージョン。
なかなか美しい劇場ではないですか。
トイレの数が若干少ないのが難点かもしれない。
それにしても今回はあれこれ手を尽くしたのに1回しかチケットが取れなかった。
しかも帝国の先行予約だったのに後から数えられる席。
今回もスマップ用双眼鏡が大活躍だ。
今日はじっくり歌詞を聞いてみた。
司教様に助けられて、おれはなんてバカなんだとバルジャンが歌うシーンでじっくり歌詞を聞くと
じわっと泣けてきた。
こんなに自分を責めたこと私はないね。
むしろ反省という言葉とは無縁と言っても過言ではないほどいばりんぼう将軍である。
そもそもバルジャンという人は、妹の子供のためにパンを盗んでつかまり
ファンテーヌのためにコゼットを育て,コゼットのためにマリウスを助ける。
他人の為だけに生きている人生ではないか。
そんなことをじっくりと考えさせられてしまった今日の公演だった。
これがレ・ミゼラブルに何度も私を通わせる理由か・・・

(2006年4月12日)


とうとう行って来ちゃいました。
今日はレミゼの前楽。楽日はどうあがいても取れなかった。
今日のチケットだって驚く無かれ、4000円のB席を18,000円でオークションで購入したのであるよ。
バカだと思うでしょう?私だって実は後悔しましたよ。ええ。
でも、今日の公演を見れて私は18,000円だって惜しくなかったと思い直した。

すっかり最近のキャストに慣れてしまった私は、かなりぼけぼけでまず鹿賀丈史の声を聞いてびくっとしてしまった。
おお〜独特のこの声。なんつーかあれですよ、あれ、キレとコクが絶妙のバランス!(食べ物か!?)

そして次にもうおったまげたのは岩崎宏美。どうしちゃったの、あの少女のような美声!!
岩崎宏美って一体いくつなのだ!?と思わせるほどの透明な声。
前に聞いた時よりもっともっと若々しい声だったような気さえする。
だって初演から出てたわけだし年齢的にははまり役ではないはず。
オペラグラスで顔を見なければ20代って言われても頷けるほどの声だった。
歌い方がストレートで変なアレンジとかもなくて私はとっても好きだ、と再確認した。

次のなつかしい顔はテナルディエの斎藤晴彦。私が初めてレミゼを見た時がこの人だった。
歌はあんまり上手じゃない。(テナルディエで上手な人はあまりいないか・・・)
でもすっごくおもしろくて母と私は彼の大ファンだ。変わらないガラガラ声と痛快な演技がなつかしくてうれしくて爆笑した!

次は島田歌穂。島田歌穂はまだ現役でいけると思ったほど!
彼女はプログラムにも書いてあったけれどエポニーヌを演じる為に生まれてきたような人だと思う。
こんなにも切なく思わず涙がぽろぽろこぼれてしまうオンマイオウンは島田歌穂の声じゃなきゃ!
今日ももちろん泣かせてもらいましたわ。
ほんと、島田歌穂最高。もっかい復帰してもらいたい。

マリウスは石川禅。
この人は知らない。私の行ったことない時に出ていたらしいが、ちょっとかなり年齢的に無理が・・・。
バリケードのシーンでバルジャンの足元でねっころがっているシーンがあるのだけれど、
バルジャン爺さんの足元におっさんが転がっている状態と見えたのは私だけであろうか・・・
そしてバルジャン爺さんが背負うシーンでいつバルジャンがつぶれるかと気が気じゃなかったのも私だけではあるまい。
でも歌は上手でアンジョルラスにいつも負けがちなマリウスがやけに堂々としていた。

とにもかくにも、今日は本当に来てよかった!
なんだか年齢層の高い日で、思わず笑っちゃった瞬間もあったけど
ぎゅうううっと胸を締め付ける場面もいつも以上に感動した。
そうそう、カーテンコールの長いことったらなかった。
その時に私の後ろに座ってた人が、今まで見た中で今日が一番よかった、と言っているのが聞こえた。
そーだよねー!いっつもこのメンバーでやってほしいよねー!!と相槌を打ちたくなった。

こういうものは最初に感動したキャストに固執してしまいがち。
かく言う私もものすごい先入観を抱いていた。自分が最初に見たものが最高!そう思っていた。
でも今年からはそういう価値観を捨てて、新しい気持ちで見てみようと思っていて思う存分堪能した。
でも今日の公演を見たら、やっぱりいいよな〜って思っちゃうのはいたしかたあるまい。
(2005年5月28日)



 残すところ2000回記念のみと、先日言ったのも束の間、またまた来てしまった。今度こそ残すところ島田歌穂だけよ!!
今日は大好きな岡田浩暉のためだけに来たのである。
ナースのお仕事とかドラマでかっちょいいなり・・・と思っていたので一回生でお目にかかりたいと思っていたのだ。
ゾンビ(ミス・サイゴンのトゥイ役)の泉見洋平にばかりあたっていたので、一回違うマリウスが見たいとも思っていた。
マリウスが出てくる前に、コゼットを迎えにテナルディエの宿屋へ行くシーンで、アドリブがあってかなり笑えた。
森久美子にはいつもいつも爆笑させられる。
コゼットを引き取るためにお金を払うシーンで、森久美子と徳井優が山口祐一郎に向かって手を出して「良い人の手相〜♪」と
聞いたことのない台詞を言ったかと思うと、山口祐一郎がすかさず「どーでもいーけど〜♪」と台詞をつないだ。
こういうアドリブは計画的犯行なのだろうか・・・楽しすぎる。
こういうことがあると今日来て得した♪と思ってしまうのは私だけ??

2階席だったのでいつも聞こえない音がけっこう聞こえた気がする。
前回の席があまりにも良かったのでなんだか舞台がとても遠く感じるが、2000回記念はさらに後ろだ。
オペラグラスではなく望遠鏡を持参すべきかもしれない・・・

やっとマリウスの出番だ。オペラグラスで必死で覗いたのだがあまり性能がよくなくて私の大好きな岡田君の八重歯が見えない!!
でも、間違えなく岡田マリウスだ!なんて私好みの甘い声!また今日も岡田マリウスとの結婚を画策して帰ることとなろう・・・

なんだかよく分からないけれど、今日のカーテンコールはすごかった。
もう手がしびれて痛いくらいなのにまだまだ続く。いつまで続くのかしらん・・・
最後には山口バルジャンと岡ジャべが腕を組み、山口バルジャンに岡ジャベがもたれかかって
ラブラブの退場だ。すごいことであるよ。
(2005年5月17日)


また来てしまった・・・
今年は残すところ2000回記念の島田歌穂に全力を尽くそうと思っていたのに
とっても良い席のチケットをもらってしまって、もう我慢できなくて店を早くしめて(ごめんなさい)らんらんと出かけてしまったーーー!!
でも仕方がないと思うわけ。
だってFの30番台よ!前から6番目のセンター付近よ!行かないわけにいかんでしょ。

今日はKIYOKIYOこと今井清隆がジャンバルジャン。ジャベールは岡幸次郎。
ぶっちゃけ特に好きってわけでもない。でもこの2人は安心して見ていられる組み合わせだと思う。
と、相変わらずらんらん出かけた割には、冷めたわたくし。
しかし・・・前から6番目の威力はすごかった。
表情が見えるって全然違う!
そりゃあ後ろのほうでもオペラグラスがあれば表情は見えるけど、その間全体を見れない。
表情を見ながら全体を見れるってほんとにすごい!
舞台から目が離せなくなって、あっという間に時間が過ぎてしまった・・・。
今日の新しい発見は台詞を言っている以外の人の動き。
バリケードのシーンでガブローシュに布団をかけてあげたりしているのはマルシアじゃないですか!
たしかにプログラムの表を見るとファンテーヌの出ではないときに少年、となっている。
今まで見えなかったこんな小さなことに気がつけた上にいつも以上の感動をもらった。うーん満足!
そして今日の一番の目標「花を受け取る」も見事達成し、もう天にも昇るご機嫌状態で家路へと向かったのであった。

余談だが、ニットの貴公子広瀬光治を劇場で発見した。
ニットを編むのが好きなくらいだから細い人かと思っていたけれど、なんか大柄な人だった。
(2005年4月26日)



今日は、レミゼの1900回記念。チケットが取れなくて、オークションで譲ってもらった。
そんなに前の方じゃなかったけど、センター付近でなかなか見やすい席だった。
初日とテナルディエ、コゼット、アンジョルラスがかぶったので、ちょっとテナルディエは残念と思っていたのだけれど
初日とは全然違った。何より生き生きとしているように感じた。
母が21日に再度行ったときも別所哲也すごく上手だったよ。と言っていたのでやはり初日は緊張するものなのだろう。
ヘタクソ!とがっかりしてしまって本当に申し訳なく思った。
でも、そんな成長ぶりを見るのもなんともうれしいもの!
周りの人に、この人は今は上手に歌っちゃってるけど、こないだはなんだかへたくそだったのよ。私は見たのよ。と自慢したい。
 ああ、それにしても山口祐一郎さまの美声ときたら、結婚してくださいって言いたくなるよ。かっこよすぎ。
もし本人に間違えて会うことができた時の為に、緊張のあまりしゃべれなくなったら困るので、
常に台詞を書いた紙を持って歩こうかと思ったほど。(バカです。)
山口祐一郎さまのプログラムの写真は、バルジャンメイクの写真の方がかっこいい。
後ろの方に出てる素顔の写真はちょっとにやけていて、えっちっぽいのだ。
できれば取り直していただきたい。その暁には家宝にすると誓います。
 本題にそろそろ戻らないと一生戻ってこれそうにないので、強制的に戻ることにしました。
今日のファンテーヌは井料さん。初めて井料さんのファンテーヌを拝見するのだが、これは完全に好みの問題だが、私はマルシアのほうが好き。
具体的な理由はないけど・・・。
エポニーヌは私のちょっぴり苦手なANZA。どうにもミスサイゴンのエレンでのアニメ声っぷりを聞いてから、苦手である。
しかし、エポニーヌには合ってるよ!エレンより全然よかった。たまに声が割れるのが聞いていてむずむずするのだけれど
基本的にはすっごく透明感のあるきれいな声で私好みのエポニーヌだった。
 今回ひやっとした場面があったのだけれど、リトル・コゼットとバルジャンが出会うシーンで、
桶がごろごろごろごろ転がって、オーケストラボックスに落ちるのではないかと思った。
だっていつまでたっても転がり続けて、いつもはこんなに転がったっけ!?とすごく心配になってしまったのだ。
何とか止まって、祐一郎さまが、あっとバルジャンが取りに行ったけれど・・・。
あといっつも思うのは、リトル・コゼットをバルジャンが着替えさせるところ。喪服に着替えさせる時、
リトル・コゼットとの共同作業なのだが、ものすごいスピードで着替える。
それが、なんともかわいらしいというか、なんというか、早いんだけれど、何度見てもすごくあせってるように見えるのである。
ちょっとほほえましくて和んでしまう。
何度も何度も見ていると、ちょっとした事に気付いたりできて、新しさを感じられる。これが舞台の良さなんだろうな。

1900回記念だったので、メインキャストの挨拶があった。テナルディエ役の一人、駒田一さんが司会でとても楽しかった。
まだ駒田さんのテナルディエは見ていないので、また行かねばならぬではないか!?と思ってしまった。
何度も何度もカーテンコールがあって、無事この日の公演を終えた。
帰りには今日のキャストのサインプラス顔写真入りのパンフが配られた。家宝にしよう。
(2005年3月23日)

 


今日は2005年のレミゼの初日だった。
ジャン・バルジャンが別所哲也のせいか空席がめだった。別所哲也に期待はしていなかったが、初日と言うものに行ってみたかった。
これと言って特別な事はなかった。帰りに協賛の読売新聞が号外を配ったことくらいがまあいつもと違った。
そもそも私は前回も書いたとおり、以前のキャストが強烈に頭に焼き付いているため、期待というものをしていなかったのだ。
初日だけあってアンサンブルはそうでもないが、メインキャストは少々ぎこちなさがあったように感じた。
しかしながらそれぞれのキャストは期待以上の歌声だった。
ぶっちゃけ別所哲也の声は若すぎるように感じた。ジャベールの鈴木さんはとても上手だけれどやっぱりちょっと若いような・・・
マルシアには泣かされた。もっともっと強い歌声をイメージしていたけれど、きれいな声と声量には圧倒された。
どうでもいいが、毎度毎度コゼットにはなんで決して上手と言えない人が選ばれるのだろうか・・・。
コゼットは知念里奈だったのだが、知念里奈というと高い声が出なくて、夜もヒッパレでひいひい言っていたのが印象的で、コゼットってばやっぱり・・・
なーんて思ってたら、ものすごいがんばっていた。さすが沖縄底力!
エポニーヌの坂本真綾もよかった。マリウスの泉見洋平はなんだかアイドルっぽい感じ。アンジョルラスの坂元健児には惚れたっす!
テナルディエ夫妻は森久美子が上手すぎて徳井優の影が薄かったような・・・
全体的に女性がすごくよかったように感じた。あくまで私の好みだけれど。
(2005年3月8日)


レミゼといったらミュージカルが思い浮かぶ人がほとんどではないだろうか。
レミゼは大好きなミュージカルで何度行った事かわからない。残念なことに去年のレミゼには行けなかった。
行けなかったというか、キャストが少し不満で、どうしようか迷っているうちに終わってしまったのだ。
だっていきなりのキャストの大幅な入れ替えがあったのだ。
鹿賀丈史も滝田栄も川崎麻世も島田歌穂も本田美奈子も岩崎宏美もみーーーーーーんないないのだ。
彼らが何年間レミゼを演じてきたことか、私がはまった初期の頃からそれは変わることなく続いてきた。それがそれが・・・別所哲也!?高橋由美子!?
まじかよ〜!?と私の重い腰はあがらなかった。
そりゃあみんな年をとるし、世代交代の時期だったのかもしれないし、死ぬまで鹿賀さんたちがやってく訳にもいかないだろう。
特に私は島田歌穂のエポニーヌ以外なんてありえないと思っていた。
島田歌穂の透き通る切ない声のエポニーヌが本当に大好きで大好きでたまらなかった。
と、こんなに私が力んだって仕方がないんだけど・・・
そんなわけで、去年のレミゼは結局行きそびれた。でもやっぱり行っておけばよかったと、新しいレミゼも見れば良かったとちょっぴり後悔していた。
 そんな矢先、池袋の芸術劇場でレ・ミゼラブルInコンサートとかいうのが行われるのを知った。だが時はすでに遅し、
チケットは完売していた、ガチョーーーン。
ヤフーのオークションよ、ありがとう!!オークションでチケットをなんとかGETして行って来ましたよ!!店をさぼって。
ラッキーなことに今回全ての公演にゲストとして鹿賀さん達が何人かずつ参加する。
私の大好きな島田歌穂さんは、残念ながら今少年隊とウェストサイドをやっているのでゲストにはなっていなかった。
でもでも私の中ではおたけびものの組み合わせ、鹿賀丈史さんと岩崎宏美さんがこの日のゲスト!
しかもこの組み合わせは今日が最終日。ラッキー!
さて、ミュージカルをコンサート仕立てにするって一体どんなんかい?っていうと、
舞台の後ろ半分はオーケストラで前半分で役者がきちんと衣装を着て、動きをなくして歌うのだ。
動きを無くして、といっても感情は入っているし、多少の身振り手振りはある。
テナルディエ夫妻なんかはかなり激しく動きまわっていた。(森公美子サイコー!)
コンサートは迫力だけでいえば、ミュージカルに負けていなかった。動かない分かえって歌に集中できる?のかも・・・
歌声はミュージカルを見た人なら、その場面場面を脳裏に浮かばせ、あの感動をよみがえらせただろう。
岩崎宏美さんの声って本当にすごい。独特の少し厚みのある声。岩崎宏美さんのファンテーヌの間中鳥肌と涙が止まらなかった。
それと同じようにエポニーヌの見せ場で、期待してなかったのに寒気がした。島田歌穂でも本田美奈子でもないのに、ちゃんとエポニーヌだった。
今まで初演からエポニーヌは島田歌穂と本田美奈子できた。私にとっては無二のエポニーヌ。

でもこの日エポニーヌは坂本真綾という人。
すごく不安だったけれど、その歌声を聞いて、ごめんって思った。去年のレミゼに行かなかったことを最高に後悔させてくれた。
(でもやっぱりどっちかって言ったら今はまだ島田歌穂だなあ)
あと、残念だったのは革命の戦闘シーンがカットされていたこと。
ガブローシュ少年の死んでしまう場面は毎回ハンカチが無くては乗り越えられないシーン。
 あっという間にコンサートは終了した。拍手がやまない。何度カーテンコールがあっただろう。
そして、生まれてはじめてのスタンディングオベーション!
鹿賀丈史と岩崎宏美の最終日のせいにちがいない。やっぱりレミゼファンは彼らを忘れられない。
新しいレミゼもいいけれど、ずっと感動をくれ続けた以前のメンバーが忘れられないのだ。
と、自分のいいように解釈してみた。(2004年7月4日

ブルーノート
クリストファークロス編
 ええと、このHPを見てくださってる人々はおいくつくらいなのでしょうか?
クリストファークロスという人を私は失礼ながら知らないまま今回はのこのこと出かけました。
色々なアーティストの映像が始まる前に上映されているのですが、今日演奏するアーティストの映像を見てこのおっさん誰!?と叫んだ私はオオバカです。ごめんなさい。
 演奏の前にいつもどおり楽しみなのがお食事。
今回はドリンクがクリストファークロスの時限定のなんとかフラミンゴ。(名前忘れた)
食事は「ふぐのカルパッチョ」「福島産伊達鶏とフォア・グラ ポワレのアンサンブル モリーユ・ソース」「スウィンギン・ポテト」。
セカンドステージだったのであわただしく、めちゃめちゃな順番で出てきた。私の中ではふぐのカルパッチョが一番、肉料理が二番、そしてポテトは演奏を聴きながらつまむ予定であった。
なのに、ブルーノート名物のくるくるのフライドポテトは最初に出てきて、空腹だった私は演奏が始まる前に80%は食べてしまった。
肉料理が次に出てきてずっしりと味わった後に、ふぐが来てなんとも味が分からなくなってしまった・・・。
まあでも、おいしいには変わりなかったので良いとしよう。
 いよいよ演奏がスタート。思っていたより太目のおじさんが出てきたが、なんという信じられないいい声!
しかも聞いたことある曲が多いことったら!おもわず一緒に口ずさめる曲ばかり。
コーラスも最高に良かった。キーボードのキキ・エブセンの声はものすごく私の好み。しかも顔がメグライアンに似ている。
もう一人のコーラスがベースのジョナサン・クラーク。彼はなんだか風を受けて演奏してるような姿勢がとても印象的だった。
残念ながらドラムのデイビット・ベイヤーは全く私の視界にはいなかった。
私の前の男性の座高が高かったせいか、中央のクリストファー・クロスもあんまり見えなくて、私はキキとジョナサンばっかり見つめていた。
見ている側全員に共通すると思うのだが、演奏しているとき、なんだか自分の方をみてアーティストが微笑んだような気持ちになってドキドキすることがある。
ジョナサンが私を見て微笑んだような気がして、一人で舞い上がってしまった。(この日の夜、夢にまで出てきた)
もうすっかり私はジョナサンのとりこである。
アンコールが終わってしばらくすると、予想通りクリストファー・クロス以外は全員出てきてカウンターで飲み始めた。
キキが最初に目に入って、握手してもらおうと思って近づいたら、車椅子で来ているお客さんに話しかけ始めたので、通り過ぎてトイレに行こうと思ったら
その向こうになんと、ジョナサンがいるではないか!!きゃああああああ!!
もちろん即近寄って無言で手を出しました。握手してくださいの英語どころか日本語すら出てこないほど舞い上がり、
ぽ〜っとして手を出してきた私は不気味だったのではないかと今になって心配だ。
そんなおばかな私にジョナサンは英語で何か言ってきた。最後の単語だけ聞き取れた。「・・・・・エンジョーイ?」これはきっと今日は楽しめたか?と言っているに違いない。
「イエースイエース!」と答える私の手をぎゅっと握ってくれて、その暖かさに舞い上がりもう頭から湯気が出そうになった。
もちろん無言だ。怖すぎる。何か言わねば。こういう時言葉は出ないものである。私は言葉を振り絞って「サンキュー」とだけ言ってその場を離れた。
もうこの手は洗いません!と思いながらトイレに入りいつもの習慣で手を洗ってしまった。私のバカー!(2004年11月)


ボズスギャッグス編

かの有名なジャズのブルーノートである。うちの近所の文房具屋のフルノートではないので気をつけていただきたい。(誰も知らんわい!)
ほんと、生演奏ってたまんない。これでブルーノートは3回目。前2回はナタリーコールで、圧倒的な声量と、彼女のオーラに参って、もうぼーっとしながら帰ってきた。
今回はその2回の経験を生かして、行動した。ブルーノートに行くときは仕事が休みの時がベスト。なぜなら例えば公演が7時からだとしても
整理券を配るのは3時。下手にたくさん並ぶとその時間は若干早まる。ナタリーの時はばかみたいに3時きっかりに整理券を取りにいったら、87番のチケットをもらった。
今回は12時半くらいにブルーノートに到着。おお!店の前には誰もいない!!もしかしてイチバン!?なーんて甘いよ!ドアを開けたらもう10人以上はならんでるじゃないですか・・・
つまり、10番以内に入るには遅くとも1時には行ってなきゃあいかんのだ。ぞくぞく会社をさぼってきたくさいおじさんやドレスアップした外人さんが私の後ろに並び始めた。
気がつくと1階の階段前はもうぐるっと1周している。スタッフが出てきて2時ころ、先頭から地下のウェイティングにとおされた。
そこで、ファーストステージとセカンドステージの列に分けられ、私はなんと5番にくりあがった。
2時45分、スタッフの「大勢の皆様にお並び頂きましたので、ただいまよりチケットの販売を開始いたします。」という一声とともにチケットの販売がはじまった。
ああ!まぼろしの5番!
5時半には開場するので、その時点で1番から呼ばれて、好きな席を選ぶことができる。「5番のチケットをお持ちのお客様」と呼ばれもう優越感で鼻高々だ。
しかも席は選び放題!前回、前々回はもう限りなく端っこだったけれど、今回は真ん中の席に入れた。ブルーノートはステージの前が一段低くなっており、その低い所を囲むように
周りにシートがある。おすすめはかぶりつきで下の席一番前か真正面の一番後ろの少し高くなっているボックスシート。ちょっと出遅れてしまったなら、入り口付近の通路寄りだと、
出入りするアーティストを目の前で見ることができる。
演奏前のお楽しみはもちろんお酒とお料理。音楽を聴くところだと思ってばかにしちゃあいけない。かなりのレベルだ。ブルーノートで食べたものに今まではずれはひとつとしてなかった。
今回は「ふぐの白子と冬瓜のコンソメ風味(?)」「和牛タタキのカルパッチョ季節野菜のピストゥー和え ソース・タプナード」「マグレ鴨のロースト ポルト酒とオレンジ風味のエーグル・ドゥース」
を頂いたけれど、毎回の楽しみでもある。ワインを頼むと、ちゃんとお料理にあわせてアドバイスもしてくれる。ただし、まあけっこうなお値段だ。
節約したいなら、食事を済ませてから行って、お酒とおつまみをいただこう。
 いよいよボズスキャッグスさまの登場だ。私の年齢的に彼の名前は知らない。しかし、曲はラジオやCMなどでよく聴くことのあるものが多くそれを心待ちにしていた。
知らない曲がほとんどだったけれど、見た目はおじいちゃんの彼から出てくる声はまるで魔法の声みたいだった。気持ちよく通り抜けていくのに、響きが残る、そんな感じ。
そして、アンコールの最後の曲は誰もが知ってるWe are all aloneだった。鳥肌もの。周りを見渡すと年配のオジサマたちの口元は楽しそうに口ずさみ
目を閉じ、もしくは目をうるうるさせもう心は完全に舞い上がってもう2度と帰ってこないのでは!?という状態だった。
これだからブルーノートはやめられない!大きなドームなんかより100万倍くらい私は好き。(2004年5月2日)

ミス・サイゴン

とうとう念願のミス・サイゴンを見に行った。
キャストはホテル・ビーナスでビーナス役だった市村正親、松たか子の組み合わせ。
ミス・サイゴンは12年前に帝劇で初演があり、1年半ものロングランだったらしい。そのころも見たいと思っていた記憶はあるのだが、何せ高校生だ。自分のお小遣いでは無理だっただろう。
レ・ミゼラブルは何度も毎年のように公演があったが、ミス・サイゴンは初演以来初の公演。絶対行ってやる、と心に誓っていた。
久しぶりの帝劇は全然変わっていなくて、他の劇場にはない独特の雰囲気。少し上品になったような気持ちといよいよという興奮でこれまた不思議な気分を味わえる。
席に着く前に、母親にオペラグラス持ってきた??と聞くと、ガビーンという表情になった。
母のオペラグラスはSMAPのコンサートのために購入した、かなり高性能なもので、オペラグラスというよりは双眼鏡である。
あれがないとなると、松たか子の顔が見えないことになる。
以前、オーチャードホールでレンタルしたオペラグラスがすごく高性能だったので、レンタルしようと持ちかけたのだが、母はレンタルは戻したりするのが面倒、と買って来てしまった。
いざ始まってそのオペラグラスをのぞくと、なんだか裸眼とあまり変わらない。800円のオペラグラスはどぶに金を捨てたようなものであった・・・。

市村正親という人は、生まれながらのエンターテイナーではないだろうか。歌はもちろんすばらしいのだが、お客さんの心をぎゅっとつかんではなさない何かがある。
彼が舞台に立っているだけで、笑いが生まれる。期待を裏切らない!彼の生声をきけただけでも今日の収穫はあったというものだ!!
松たか子は私の中ではほっそりとした清んだ歌声のイメージがあったので、どんなんだろうと思っていたが、きかせる場面ではきかせてくれたし、声量も迫力があって私はけっこう好き。
レ・ミゼでファンテーヌがコゼットのことを思って病院のベッドで歌う歌があるのだが、私は毎回そこで大泣き。その時と似たような状況になった。
あれは自分でもどうにも表現できない現象なのだが、歌詞に感動してるわけでもないし、そのシチュエーションに感動している訳でもない。
歌っている人はまさに役に入っているわけだが、その気持ちがダイレクトに私の心を揺さぶるのだ。今回の場合どちらも子をおもう母親の切ない苦しい愛情を歌っているので
子供のいない私にはよく分からないのに、一緒に役に入ってしまう・・・?歌って本当にすごい。
と、ここまで持ち上げておいてなんだが、高橋由美子にはびっくりした。最初がんばってるかと思ったら、突然声が割れて見ていてハラハラした。
ありえないほどの不協和音もあった。ど素人の私にこんなこと言われないようにもう少しがんばって欲しい。

全体的にテンポがはやいのだが、舞台構成を先にチェックしておかないと話が分からなくなる。回想シーンで前後する部分、一気に年月が過ぎる部分などがあるからだ。
そして、最後もあっという間だった。どうなるのかはここでは言わないことにするけれど、え!?終わり??って終わり方。なんとなくしっくりこないまま帰ってきたのであった。
でも、来月も行くわよ。ええ、もちろん!(2004年10月6日)

 
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